高校生活と「太陽がいっぱい」

高校には四年間通った。
私がいた高校は、無駄に歴史と伝統だけがある
共学だが圧倒的に女子が多い学校で
学校生活はひどく退屈だった。

それで授業にはほとんど出ず
映画を観にいったり、学校の近くの喫茶店で
コーヒー飲みながら読書三昧の生活を
していたら、学校が始まって以来最初の
女子の落第留年者になった。

さすがに二回目の二年以降は
少々真面目にやって何とか卒業した。
当時の自分を振り返ると「バカだなあ」と思うが
劣等感とか疎外感みたいなものはあまりなくて
どこまでも我が道を行くタイプではあった。
当時、不良とか、アウトローを気取るのを
「突っ張り」っていった気がするけど
私も少々タイプの違う突っ張りだった。

少ないながらも、友だちも何人かはいて
友だちに誘われて観にいった映画が
「ひまわり」
「小さな恋のメロディ」
「砂の器」など。
大評判だった「ある愛の詩」は
誘われたけれど遠慮した。
小説でも映画でも
主人公が難病で、最後は死んでしまうという
病い系は、オチもひねりもない結末に
なるのが分かっているので
昔も今もあまり好きではない。

「太陽がいっぱい」は日曜映画劇場で観た。
ストーリーはまあまあだったけど
ラストがよかった。
「太陽がいっぱいで、最高だ」と海辺のチェアに
横たわるトム。彼が金持ちの友人を
殺してすり替わったことはもう分かっていて
刑事たちが物陰でトムを待ち構えている。
けれど、その結末は描かれない。
「太陽がいっぱいだ」と幸福そうに
つぶやくトムの表情だけが美しく残る。
だから映画の終わり方としては
数あるなかでもかなりポイントが高かった。

最近はアメリカ映画もリメイクが多い。
「太陽がいっぱい」も1999年に
マット・ディモンの主演で「リプリー」という
タイトルでリメイクされたが、そちらは未見。

アラン・ドロン
3660円
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田中偲

Author:田中偲
50年以上映画を見続けてきた、でもただのミーハーな映画好きの、備忘録的感想文

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