ルパン、ホームズ、怪人二十面相

小学校の頃に読んだ文学全集で
いわゆる名作と言われる文学には
たいして思い入れがない。
前に書いた「フランダースの犬」以外で
後年大人向きの文庫や全集本で
改めて読み直したのは「黒猫」を
含むエドガー・アラン・ポーの作品群と
「嵐が丘」くらいだろうか。

学校の図書館で借りまくっていたのは
児童書版の「怪盗ルパン」
「シャーロック・ホームズ」
そして「怪人二十面相」の全集。
中でも一番のお気に入りはルパンで
特に大好きだった「三十棺桶島」や
「魔女とルパン」は
買ってもらって家にもあった。

物語の舞台はそれぞれフランス、イギリス
そして日本。ルパンは稀代の大泥棒。
ホームズは頭脳明晰だが変人の名探偵。
そして怪人二十面相に名探偵明智小五郎
が対峙するのはその折衷型で
作者の江戸川乱歩は、ルパンの物語に
影響を受けて「怪人二十面相」を書いたらしい。

人の物を盗むのは悪いこと
泥棒は悪人、そんな理屈は完全スルーで
とにかくルパンはかっこよかった。
人を殺したり傷つけたりはせずに
どんな厳重な警備もものともせず
いともたやすく
高価な宝石や美術品を手に入れる。
紳士的でスタイリッシュで
もうわくわくどきどき、胸がすっとした。

「胸のすくような」活躍は
ホームズにしても、二十面相にしても同じで
だからルパンだったら、日本では「ルパン3世」が
今も大人気なように
ホームズの二次創作も次々作られているし
難事件を解決する探偵や刑事さんの
キャラクターに、どこかしら
ホームズの面影が感じられるものが多いのも
潜在的なファンの多さを物語っているのだろう。
けれどルパンやホームズには
熱狂的なファンの方がいて
私のように児童書しか読んだことがないのは
どうやらファンとは言えない初心者らしい。

でも久しぶりにこれらの表紙絵を見て
無性に懐かしかった。

モーリス ルブラン
626円
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50年以上映画を見続けてきた、でもただのミーハーな映画好きの、備忘録的感想文

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