七人の刑事

連続ドラマの中で、一番強烈な印象が残ったのが
「七人の刑事」
これもモノクロだった。

男性のハミングによるオープニングのテーマとともに
旧警視庁の建物が上空から映し出される
タイトルと出演者のクレジット。

よれよれのコートに鳥打帽をかぶった沢田部長刑事が
芦田伸介さんで、他に佐藤英男さんや美川陽一郎さん
などなど。

ほぼ同じ頃に、宇津井健さんの「ザ・ガードマン」や
丹波哲郎さんがキャップで、千葉真一さんや野際陽子さん
が出演していた「キー・ハンター」も放送されていて
わりとどれも見ていたのだ。
けれどもどれが一番かと言われたらやはり「七人の刑事」
だった。

他のドラマが、アクションなども組み込んだエンターテイメン
トな作りだったのと比べて「七人の刑事」は格段にリアリティ
があった。けれど、その分とにかく暗いし、話によっては恐
かった…ような気がする。

唯一記憶にあるのは富士真奈美さんが出演されていたこと。
調べてみると1968年に「贖罪」1969年に「復讐」
というのがあった。その富士真奈美さん、2007年に
放送された「ハゲタカ」で、玩具メーカーの高慢でわが
ままな女社長を演じて、すごい存在感だった。

「七人の刑事」は、当時の世相、社会問題をリアルに描いた
息詰まるようなドラマだったが、調べてみたら、出演者も凄い
けど、脚本もすごい。早坂暁さんとか、高橋玄洋さん、ジェー
ムズ・三木さん、向田邦子さんの名前まであったのには驚いた。
当時中学生だった、未熟で未完成な私の脳に、終生残るような
強烈なインパクトを与えたのも、むべなるかなではある。

「七人の刑事」に魅入られたことが、その後松本清張の
社会派推理小説にのめりこむきっかけにもなった。

近年かなり古いフィルムでも、完全に復元できる技術が
飛躍的に進んでいる。細かいストーリーは完全に
忘れてしまっている「七人の刑事」を復刻して、放送
してくれないかなと、ちょっと思ったりしたのだが
当時はテープが高価だったために、第1シーズン
(1961年~1964年春)の放送分は上書きされて
どうやら現存していないらしい。残念なことである。

予想通りDVD化もされておらず、詳細を知ることが
できる唯一の資料は、下の書籍だけである。


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田中偲

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50年以上映画を見続けてきた、でもただのミーハーな映画好きの、備忘録的感想文

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