秦始皇帝

子どもの頃、親に連れられてずいぶんたくさんの
映画を観にいったが、今でも記憶にのこっているの
は、やはりスケールの大きな映画だ。

その中のひとつ「秦始皇帝」 (1962年 S37) 
大映創立20周年を記念する超大作
監督は田中重雄

6キロメートルにも及ぶ万里の長城の実物大のセット
が話題になった。これを観たのは7才、小学校の2年
生だった。

 正直なところ誰が出演していたかや、細かいストー
リーはほとんど覚えていない。ただたくさんの人民が
万里の長城建設のために重労働を強いられている
場面や、いわゆる焚書によって多くの書物が、火中に
投じられる場面なんかがぼんやりと記憶に浮かぶ。

改めて調べてみたら配役が凄い。主人公の始皇帝
は勝新太郎。始皇帝の妃(朱貴児)山本富士子、
太后 山田五十鈴他に長谷川一夫、市川雷蔵、
中村玉緒、川崎敬三、川口浩若尾文子、東野英
二郎などオールスター、オールキャストだった。

 余談だがこの「秦始皇帝」は1961年(S36)に
同じく大映が公開した「釈迦」に続く、日本で2作
目の70ミリフィルムを使用した大作映画でもあっ
たらしい。

その頃はすでに50代後半だった父は、よく昔東
京で観た「十誡(じゅっかい)」という映画の話をし
てくれた。モーゼが人民を率いて紅海を渡ろうと
すると、海面が割れて道ができる。
 その場面の壮大さが、どうやら父を映画の面白
さのとりこにしたようだった。ちなみにこの「十誡」
は1925年公開のアメリカ映画だが、1956年
(S31)同じセシル・B・デミル監督で、チャー
ルトン・ヘストン主演の「十戒」が作られている。

そのDNAは、娘の私にも引き継がれて、今でも
「これは映画館で観たい」と思う映画が年に何本
かはある。ストーリーを知るだけなら、テレビや
DVDでもよいのかも知れないが、そんな小さな画
面で観るのは、内容は同じでも『映画』ではない。
 まして携帯で映画なんて問題外と思うのは
やはり年を取って、偏屈になってきているせいか。

勝新太郎
3000円
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本郷功次郎
4725円
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田中偲

Author:田中偲
50年以上映画を見続けてきた、でもただのミーハーな映画好きの、備忘録的感想文

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