スワロウテイル

先日買い物をしていたら「あいのうた」が流れてきた。
「うわぁ、懐かしい」と思ったら
YEN TOWN BAND19年ぶりの復活、活動再開らしい。

YEN TOWN BANDといえば「スワロウテイル」(1996)

    監督・脚本 岩井俊二
    出演 CHARA 伊藤歩 三上博史

円が世界で一番強かった時代。一攫千金を夢見た大勢の
移民がうごめく都市は円都(イエンタウン)と呼ばれた。
孤児になった女の子(伊藤歩)は、娼婦のグリコ(CHARA)
に引き取られアゲハと名づけられる。
グリコの恋人フェイホン(三上博史)の夢は、グリコを一流
の歌手にすること。そのために偽札造りに手を染めた
フェイホンは罠にはめられて捕えられる。

私にとっては三上博史が全てというような映画だった。
ちなみに、三上さんが出演したドラマのマイベストは
「この世の果て」です。
とにかく、これでもかというくらい暗い話好きです。

金が全てという世界で、金も力もない無力な
人間の夢など絶対にかなうはずがない。
違法行為までやって、チンケな金を手にしたところで
そんなものは、大きな力によって叩き潰されてしまう。

この映画は、SFチックなディストピアを舞台に
はかない夢に賭けて敗れた
哀れな人間の生き様を描いて、とても美しい。
三上さん以外にも、出演している俳優陣が凄い。
岩井俊二監督の映画で、こういう社会派の匂いがして
しかも過激な作品は、割りと珍しいと思う。

実は、この映画を観るまではCHARAの独特の声も
歌い方もあまり好きではなかった。
けれど、音楽が映画の雰囲気にぴったりだったら
というより、映画が自分のツボだったら
とたんに嫌いなものも好きになるという
とても影響されやすい性格なもので。

「シド&ナンシー」観て、ピストルズ最高と思い
つい先日は「チャッピー」観て、それだけはないだろうと
思っていた「ヒップホップちょっといいかも」と思った私。
あとはクラシックを残すのみです。

それにしても、この時期はCHARAとかUA
Cocco、鬼塚ちひろ、そしてデビューしたばかりの
椎名林檎など、個性的な女性シンガーが
大活躍した、そしてとてもいい歌が作られてた
いい時代だったなぁと、久しぶりに「あいのうた」
をしんみり聴きながら思っています。




     
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50年以上映画を見続けてきた、でもただのミーハーな映画好きの、備忘録的感想文

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