呪怨 映画版

呪怨(2003年)

監督・脚本 清水崇
出演 奥菜惠 津田寛治 伊東美咲

「女優霊」(1996)と「呪怨」(2003)
個人的には「女優霊」のほうが好きだ。
ただ映画としては、キャスティングなんかも
地味だし「女優霊は怖くない」という人も多い。

けれど「女優霊」は、普通のホラー映画
と違って「見えない怖さ」
あるいは「見せない怖さ」に
チャレンジしている作品のように思えるので
私としてはそこが面白かった。

「呪怨」は「リング」と同様に
非業の死を遂げたヒロインが
幽霊になって恨みを晴らすという
基本的な骨組みはとても古典的だ。

しかし「リング」はテレビとかビデオとかの
現代的なデバイスを媒体にすることで
恐怖をより現実的に感じさせることに成功した。

一方の「呪怨」は
ホラーの通念を裏切って「戦わない」
あるいは「戦えない」という稀有なホラー。
いや、戦おうとする人物はいるのだが、すぐ負ける。
伽椰子最強、伽椰子無敵という感じなのだ。

それとやっぱり「俊雄くん」の存在。
あの強烈な、一歩間違うとギャグになりそうな
ビジュアルに加えて、果たして彼は死者なのかという点も謎。

そして何といっても大好きなのがラストシーン。
無人の街に、訪ね人の張り紙があちこちはためいている。
「そして誰もいなくなった」状態。
神無き世界で、伽椰子に勝てる者はいなかった。

こういうオチがつけられるところが
日本映画ならではの良さだよなぁと嬉しくなった。
対照的に「女優霊」は
最後の最後で、やっぱり出しちゃったんですよね(笑)
で、このエンディング勝負で「呪怨」の勝ち。
まあ、完全に私の趣味なんですけど。

最初のビデオ版と映画版では相当クオリティが高かった
「呪怨」も、続編が出来るたびにどんどん?な感じに
なっていき、最近100人スミス状態の敏雄くんの画像を
見たような気がするのは、私の錯覚か?
さらに「伽椰子VS貞子」という不穏な噂まで。

頼むから、数を増やせば怖くなるだろう
怖いのと怖いのを組み合わせたら
怖さが二倍になるんじゃないかと考えるような人が
ホラー映画を作るのは止めてくれ~!




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田中偲

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50年以上映画を見続けてきた、でもただのミーハーな映画好きの、備忘録的感想文

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